妙義山 星穴岳で空中懸垂 ※動画付き
2025年11月15日（土）に星穴岳へ行ってきました。星穴岳は群馬県の妙義山系にある岩峰で、中之嶽神社の背後に位置します。そのルートは「空中懸垂」という特徴的な技術を伴うバリエーションルートとして知られています。気持ちのよい秋晴れの空の下、明々巍々（※）なる山を楽しんできました。
※明々巍々（めいめいぎぎ）とは、大きくて威厳のある様をいい、妙義山（みょうぎ）の名前の由来ともいわれています。後醍醐天皇に仕えた権大納言長親卿が、妙義山を眺めて「明々巍々」であることから「明巍」と名付けたのが「妙義」となったとのことです。
【コース】
中ノ嶽神社…西岳…星穴岳…射抜き穴…むすび穴…轟岩…中ノ嶽神社
【担当ガイド】
・中澤雅幸
星穴岳は、妙義山系の西端に位置しています。妙義神社のさらに奥にある中ノ嶽神社からスタートします。
まず西岳を目指します。途中の登りで右上へトラバースする岩場が2回あります。最初のトラバースは切れ落ちているのでロープを出します。
西岳から稜線を星穴岳に進みます。西岳からは懸垂下降があります。天気の良い休日なので渋滞していて40分ほど待ちました。待っているあいだに参加者さんに撮っていただきました。
岩壁のトラバース。ここも安全のためにフィックスロープを設置して通過しました。
最後の星穴岳山頂への登りです。こは簡単な三級程度のクライミングです。下りるときのこと考え、ロープをだしました。
13:00ついに山頂へ到着です。ここでも記念撮影をするのに30分ほど順番待ちをしました。
星穴岳山頂を下り、お待ちかねの空中懸垂です。お二人とも安心感のある懸垂でした。
無事に懸垂下降を終え、射抜き穴に寄りました。
射抜き穴で休憩したのち、ここからさらに45ｍの懸垂下降です。長い懸垂下降ですので、足元に注意し、落石を起こさないようにゆっくりと下ります。
むすび穴に立ち寄り、中ノ嶽神社に向けて下山します。
下山の最後に中ノ嶽神社の裏にある轟岩へ寄り道しました。最後まで緊張感のあるルートだったと思います。お二人ともお疲れ様でした。
人気のバリエーションルートでかなりの渋滞を強いられましたが、最後まで楽しく無事に山行を終えることが出来ました。秋の妙義山は本当に素晴らしく、何度でも来てみたくなる山だとあらためて実感しました。
※射抜き穴とむすび穴の場所は文献によっては逆の場合がありますが、今回は登山記録で一般的となっている方を採用しました。
※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループイベントもお引き受けいたします。気心の知れたお友達同士だけのグループ山行をダンプリングのガイディングでお楽しみください。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。