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レポート

伊藤新道

伊藤新道

2025年9月9日(火)~9月12日(金)の日程で伊藤新道を歩いてきました。裏銀座縦走ルートは、北アルプスの高瀬ダムを起点に、2,600m以上の山々を縦走し、西鎌尾根を経由で槍ヶ岳を目指すルートが一般的ですが、裏銀座縦走ルートの楽しみ方はさまざまで、このイベントでは、伊藤新道を登り三俣山荘から竹村新道を使い湯俣へ降りて行く周回ルートを選択しました。このレポートは、その行程のうちの伊藤新道の模様です。

【コース】※※レポート部分
湯俣山荘…噴湯丘…ガンダム岩…ワリモ沢出合…ワシバの森…かぶり岩…三俣山荘

【担当ガイド】
・小暮洋一

伊藤新道

湯俣から避難小屋までの区間は沢登り区間であることが明記されています。渡渉を15回以上繰り返す、判断力の求められるバリエーションルートです。

伊藤新道

伊藤新道は高瀬渓谷にあります。三俣山荘を目指してスタートします。

伊藤新道

遡上してほどなくすると、国の天然記念物である噴湯丘があります。噴湯丘は温泉沈殿物(おもに石灰華)が河床に堆積し、もり上がって噴湯丘がつくられます。

伊藤新道

伊藤新道を歩くのに適した時期は9月後半からです。夏場は水量が多いので、避けるのが無難でしょう。

伊藤新道

湯俣川を第三吊り橋跡付近を遡上していきます。

伊藤新道

第5吊り橋跡付近に来ると急に湯俣川が濁り始め、あっという間に増水しました。上流の噴気活動によるものでした。

伊藤新道

沢登り区間が終了し、左岸から湯俣川を離れて森の中に入っていきます。

伊藤新道

展望台付近からはるか上流に噴煙が見えます。噴気活動は絶え間なく起こっているようでした。このあと、三俣山荘に投宿し、翌日水晶小屋を経由して竹村新道を湯股温泉に戻りました。天候もまずまずで、充実した山行になったと思います。

※事務局より
山行イベントのリクエストやご相談はホームページの「お問い合わせ」よりお願いいたします。