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レポート

【プライベートガイドツアー】雲ノ平と赤牛岳 読売新道を行く その1 雲ノ平編

【プライベートガイドツアー】雲ノ平と赤牛岳 読売新道を行く その1 雲ノ平編

2025年9月5日(金)~9月8日(月)の3泊4日の日程で、北アルプスの雲ノ平から赤牛岳・読売新道を歩いてきました。このイベントはお客様のリクエストによるプライベートツアーです。折立から雲ノ平を経由して水晶岳、赤牛岳、そして読売新道を歩き黒部ダムに至る3泊4日のロングトレックです。

このレポートはその前半にあたる、折立から水晶小屋までのレポートです。

【コース】
1日目:折立…太郎兵衛平…薬師沢小屋【泊】
2日目:薬師沢小屋…雲ノ平…祖母岳…祖父岳…岩苔乗越…水晶小屋【泊】
3日目:水晶小屋…水晶岳…赤牛岳…読売新道…奥黒部ヒュッテ【泊】
4日目:奥黒部ヒュッテ…平ノ渡場…ロッジくろよん…黒部ダム…扇沢

※3日目以降は【プライベートガイドツアー】雲ノ平と赤牛岳 読売新道を行く その2 読売新道編をご参照ください。

【担当ガイド】
・須永栄信

1日目:折立から薬師沢へ

雲ノ平

東京・竹橋から直行バスで折立に着いたときは雨でした。午後から天候は回復するという天気予報を信じて出発しました。太郎兵衛平までの登山道は川のようになっています。

雲ノ平

太郎兵衛平も雨雲の中です。太郎平小屋も見えません。それでも心なしか雨足は弱くなっているようです。

雲ノ平

太郎兵衛平に到着です。雨雲が切れて雨があがってきました。太郎平小屋で太郎ラーメンを美味しくいただきました。ご厚意で、乾燥室を使わせていただけたのはありがたかったです。

雲ノ平

太郎平小屋を出発するころには、富山方面から青空がのぞき始めました♪

雲ノ平

薬師沢沿いに2時間ほど下り、薬師沢小屋に到着です。今日はここに投宿します。薬師沢小屋は、黒部源流と薬師沢の出合いに位置し、雲ノ平に向かう吊橋がシンボルマークです。黒部源流で岩魚釣りを楽しんだり、赤木沢での沢登りの前泊地として、人気のある山小屋です。

2日目:薬師沢から雲ノ平へ

雲ノ平

翌日、つり橋を渡って雲ノ平に出発しました。夜の間に少し雨が降ったようでしたが、もう天気の心配をしなくても大丈夫そうです。

雲ノ平

薬師沢からの急登を登り切れば雲ノ平に到着です。アラスカ庭園からスタート。このころには青空が広がり、絶好のコンディションになりました。黒部五郎岳がきれいです。

雲ノ平

水晶岳が見えてきました。雲ノ平山荘に向けて木道を歩いていきます。

雲ノ平

途中、祖母岳(ばあだけ)に登りました。祖母岳からの展望もよく、アルプス庭園、ギリシャ庭園の先に雲ノ平山荘が見えます。水晶岳が雄大ですね。

雲ノ平

振り返ると、薬師岳もどっしりと、その姿を楽しむことが出来ます。

雲ノ平

黒部五郎岳も黒部五郎カールを抱くような姿がくっきりと。

雲ノ平

雲ノ平山荘に到着です。雲ノ平山荘は、三俣山荘の経営者であった伊藤正一氏が開設した山小屋で、今では大変オシャレな山小屋で有名ですね。今回の参加者さんは、人気のメニューの一つである「雲ノ平バーガー」を食べるのを楽しみにされていました。

雲ノ平

黒部五郎岳や三俣蓮華岳を眺めながらのランチは最高ですね。

雲ノ平

参加者さんは、お目当ての雲ノ平バーガー。期待通り、美味しかったとのことです。

雲ノ平

ランチをとり、しっかり休憩して水晶小屋に向けて出発です。

雲ノ平

途中スイス庭園に寄り道。赤牛岳、薬師岳に挟まれた高天原方面を見ることが出来ます。その先は立山方面。北アルプスの最深部ですね。

雲ノ平

水晶小屋へのルートに戻って、祖父岳(じいだけ)に登りました。祖父岳からの眺望は本当に素晴らしく、360度、どちらを向いても絶景を楽しめます。黒部源流の谷の向こうには三俣蓮華岳、鷲羽岳、その向こうに双六岳、さらに槍ヶ岳と穂高連峰。しばらくのあいだ、山頂の展望を楽しみました。

雲ノ平

祖父岳での展望を楽しんだあと、岩苔乗越に下ります。高山植物の最盛期は過ぎましたが、それでもまだ多くの花が咲いていて、花を見つける都度足が止まってしまいました。

雲ノ平

出発してから約9時間、今日の目的地である水晶小屋に到着です。よく歩きました。

雲ノ平

水晶小屋まで来ると、裏銀座縦走路がある烏帽子岳から野口尾五郎岳の稜線を見ることが出来ます。

雲ノ平

その裏銀座縦走路のある稜線から東谷沢を挟むように右手に読売新道のある稜線が黒部湖まで続いています。明日は黒部ダムまでのロングトレッキングです。

水晶岳

夕食後にきれいなアーベントロートを見ることが出来ました。表銀座縦走路で最高峰の大天井岳が赤く染まり始めました。

水晶岳

槍ケ岳も夕陽に赤く染まり始めました。明日の好天を祈って早めに就寝です。

【プライベートガイドツアー】雲ノ平と赤牛岳 読売新道を行く その2をご参照ください。

※事務局より
ダンプリングでは、お客様のご要望に応じたプライベート山行を受け付けています。人数はお一人様からご相談に応じます。お問い合わせは、お問い合わせフォームからお願いいたします。皆さまのご利用をお待ち申し上げます。