menu
レポート

南アの名峰北岳登山

南アの名峰北岳登山

7月23日~24日、の1泊2日の日程で北岳に登ってきました。梅雨明けの晴天を期待して、夏の高山植物を楽しみに日本第二の高峰にチャレンジしました。天気予報では雷の心配がありましたが、穏やかな晴天に恵まれ、気持ちのよい登山となりました。二日目はあいにくの雲の中でしたが、充実した2日間となりました。

【コースタイム】
1日目
6:05広河原…8:20白根御池小屋…10:30小太郎尾根分岐…11:30肩の小屋…12:20北岳山頂…14:00肩の小屋【泊】
2日目
06:00肩の小屋…08:00白根御池小屋…10:20広河原…12:00芦安

【担当ガイド】
・須永栄信

北岳へ向かう

広河原を朝6時に出発します。天候は晴れ。北岳山頂には雲がかかっていますが、問題ないでしょう。

北岳の白根御池に続く尾根

野呂川に架かるつり橋を渡り、白根御池に続く尾根を登ります。平日ですが多くの登山者がいました。

白根御池小屋分岐

登ってしばらくすると、白根御池小屋分岐に着きました。大樺沢ルートは当面通行止めです。ここから約2時間で白根御池小屋を目指します。

白根御池小屋に到着

8:20白根御池小屋に到着です。ここで休憩をとりました。

白根御池からは北岳山頂が望めます

白根御池からは北岳山頂が望めます。このころにはすっかり雲も取れて素晴らしい青空が広がりました。ここから約2時間半をかけて草すべりを急登します。

タカネナデシコ

草すべりに入ると高山植物が目につきます。タカネナデシコなど、6月には咲いていなかった花たちに出会いました。

北岳左俣コースの雪渓

左俣コースの雪渓と八本歯のコル方面が見えます。北岳のコースは急坂であることがよくわかります。

小太郎尾根分岐

10時半ころ、草すべりの急登を抜け、小太郎尾根分岐に出ました。ここは北岳から小太郎山に続く尾根で、西側と北方の展望が一気にひらけます。

甲斐駒が岳

甲斐駒が岳を背にして、肩の小屋に続く尾根を歩きます。この辺りは雷鳥とよく出会うのですが、今回は残念ながら見ることはありませんでした。

仙丈ケ岳

右に目を向けると仙丈ケ岳の美しい姿が目に飛び込んできます。甲斐駒ヶ岳も美しいですが、仙丈ケ岳の方が穏やかな佇まいでしょうか。南アルプスの女王と言われる所以です。

北岳肩の小屋に到着

11時半ころ肩の小屋に到着しました。肩の小屋は文字通り、北岳の肩にある小屋で、標高3,000メートルに位置しています。ここから約200メートル登れば北岳山頂です。

北岳岩稜帯

まだ12時前でしたので、山頂に登ることにしました。岩稜帯を小一時間登れば山頂です。

北岳山頂

12時半前に北岳山頂に到着です。あまりにもいい天気でしたので、コーヒーを淹れ、360度の景色を眺めてしばらくのあいだ休憩しました。

北岳山頂から見る南アルプス

山頂から見る南アルプスの稜線です。中白根山、間ノ岳、農鳥岳や塩見岳などが見えました。下方のコルには北岳山荘も見えます。

肩の小屋の食事

北岳山頂を満喫したあと、肩の小屋に戻りました。夕食をいただき、サンセットを眺めるまでしばし休息です。

北岳の夕陽

6時半過ぎに外に繰り出し、夕陽を眺めました。仙丈ケ岳の向こうに陽が沈みます。

富士山

反対を見れば富士山が薄暮に浮かびます。墨絵のような美しさです。

鳳凰三山

鳳凰三山と雲のレイアウトがきれいでした。

北岳肩の小屋朝食

2日目の朝、一瞬朝陽が見えたと思ったのもつかの間。厚い雲に覆われてしまいました。朝のうちは晴れの予報でしたので、ご来光を期待していたのですが、残念でした。でも、昨日のうちに山頂に登っておいてよかったです。朝食後は予定を変更して下山することにしました。

広河原に下山

草すべりを下りて白根御池まで戻ると雲の中を抜けましたが相変わらずの高曇りで、広河原に着く直前に雨が降り出しました。2日目は下山だけとなりましたが、初日は素晴らしい天候に恵まれ、いろいろな花にも出会えた充実した山行となりました。

※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループ登山もお引き受けいたします。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。