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レポート

巻機山・米子沢

巻機山・米子沢

7月20日~21日の日程で、巻機山・米子沢の沢登りに行ってきました。直前まで梅雨時期の天気予報に翻弄されていましたが無事に催行できて良かったです。20日は移動のみで麓の民宿に前泊し、ルートやロープワークの確認を行いました。また夕食ではマタタビや木の芽などの珍しい山菜料理を堪能。21日本番の沢登りでは、大滝の巻きやゴルジュ突破、滝の登攀、広がる大ナメ、詰めの草原など景色が移り変わり飽きることなく遡行、充実した沢登りを体験することが出来ました。

【コースタイム】
1日目
六日町駅=ガイドの車で宿泊地に移動【泊】

2日目
5:00清水町民宿=ガイドの車で移動…6:00桜坂駐車場…6:30米子沢遡行…12:30巻機山避難小屋…15:00井戸尾根経由下山=桜坂駐車場…入浴後六日町駅にて解散

【担当ガイド】
・中澤雅幸

米子沢を登る

21日、ルートが長いので早朝から出発しました。米子沢は少し増水はあるものの遡行にはあまり影響はなく想定内でした。

米子沢のゴルジュ

いくつもの滝を越え、進んでいくと次第にゴルジュ地形になります。難しいところはロープを出しながら高巻きします。

米子沢の大滝

出会う滝がみな美しい!大滝をバックに記念撮影。

米子沢のナメ滝

ナメ滝も滑る可能性が高い場所はロープを出して滝の脇を登ります。

米子沢のクライマックス

この滝を越えて、米子沢のハイライトである素晴らしいナメ滝を登り詰め、巻機山の避難小屋に到着して沢登りは終了です。最後は長い長い井戸尾根を高山植物やキノコ達に励ましてもらって下山し、前泊の宿のご厚意でシャワーを浴びさせていただいてから、お客様を駅までお送りして解散いたしました。

米子沢はとても美しい沢ですが、ナメが多く足を滑らすと大滑落となりうる場合も多い沢です。今回、そういう所ではショートロープを多用しましたので、安心して遡行いただけたかと思います。また、ガイドブックや記録によっては初心者向けと紹介されてることもありますが、ルートミスするときわどいトラバースや懸垂下降を強いられることもあるルートです。行かれる際は必ず中級者以上の方と一緒に行かれることをおすすめします。その意味でも私達ガイドのツアーを活用していただければと思います。

※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループ登山もお引き受けいたします。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。