午前８時に「山の駅たかはら」に集合しました。今回は車２台だったので終了点のおしらじの滝の駐車場に１台車をデポしてスタートしました。アプローチは桜沢沿いの遊歩道を下っていきます。遊歩道とは名ばかりの荒れた登山道ですが標識と案内はしっかりしています。１時間ほど歩くとスッカン沢の出合に到着します。ここは後ほど遡行する桜沢の出合でもあり鹿股川の分岐点になっています。

今回始めての沢登りの方に色々アドバイスをして遡行開始となります。いきなり股下までの渡渉から始まりチョットびっくりした様子でした。沢登りの場合、決まった登路というのはとくになくて歩きやすいところを自分で見つけながら登っていきます。河原だったり、水の中だったり、大岩をボルダーチックで登るところも出てきます。

さらに進んでいくと雄飛の滝が豪快に落ちています。今日はいつもより水量が多くて迫力満点です。この滝は直登できないので遊歩道に戻って高巻きます。この先遊歩道から再び沢に降ります。この先ゴルジュの中に水流を落としているところがありこれも素晴らしい光景です。赤茶けた２段の滝を越えたところから左岸の遊歩道に上がってスッカン沢の遡行は終了としました。

遊歩道を小一時間ほど下ると先程登ってきた桜沢の出合いに到着します。ここで大休止をして２本目の桜沢を遡行します。取付きは霹靂の滝から始まります。傾斜のゆるい滝ですがロープで確保をします。30mロープで2ピッチあります。

小一時間ほど辿ると雷霆の滝に到着します。ここは先程遊歩道を下って休憩したところです。とても美しい2段の滝ですが直登はできないので左から遊歩道に沿って巻きます。

ここは観光名所にもなっていて駐車場から遊歩道が付いています。我々は観光客に混じってこの遊歩道を登り駐車場からデポした車でスタート地点の山の駅へ向かいました。この２本は沢登りの初心者でも難しいところもなく美渓を楽しめることが出来ます。今回始めての沢登りのお二人でしたがお天気も回復して楽しい沢登りができたのではないでしょうか。

※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループイベントもお引き受けいたします。気心の知れたお友達同士だけのグループ山行をダンプリングのガイディングでお楽しみください。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。