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レポート

【ちょこっとバリエーション】表・裏妙義山

【ちょこっとバリエーション】表・裏妙義山

2023年4月8日(土)~9日(日)の1泊2日で表・裏妙義山を縦走しました。1日目は裏妙義山のシンボルとも言える丁須の頭を登る周回コースです。2日目は表妙義山を代表とする白雲山と相馬岳を経てクライマックスの鷹戻しを登る周回コースです。妙義山は日本三大奇景の一つとされる山で奇岩がいたるところに見られます。このコースはどちらも破線ルート(通行の難易度が高いルート)を含む、技術・体力ともに必要なバリエーションルートです。

【コースタイム】
御岳登山口 8:10~御岳 10:40~丁須の頭 12:50~第二不動の滝 14:10~御岳登山口 16:15
宿 7:45~妙義山神社 7:50~大の字 8:40~天狗岳 11:10~相馬岳 11:50~ホッキリ 13:50~金鶏橋 15:20

【担当ガイド】
・桜井 進

1日目:裏妙義山

1日目は高崎駅で集合し、そこからガイドの車で横川駅方面に移動しました。御岳登山口の駐車場から歩きだし御岳コースを辿りました。いくつかの鎖場と細い尾根を辿り御岳まで。途中、展望の良いところからは眼下に街並みが望まれます。

御岳を過ぎると鎖場も増えて道も明瞭で箇所も出てきますが赤テープと僅かな踏み跡を辿って進みます。今日のハイライトは丁須の頭です。頭までは3段くらいになっていていずれも鎖がついてます。最後の10m程の垂直部を登り切ると頭に到着します。

丁須の頭にはビレイ点が一箇所しかなく5人も登れば一杯という広さです。眺めは最高です。

丁須の頭からは懸垂下降2回で降りました。

下山コースの鍵沢コースも鎖の連続と明瞭でない落ち葉の上を進んでいきました。まだ時期が早いのか今日、合ったパーティは3組ほどでした。駐車場に降り立ち、妙義神社近くの宿に移動しました。

2日目:表妙義山

2日目は妙義神社で安全を祈願して出発です。妙義神社は、妙義山信仰の中心となっている神社で、関東平野の北西に位置することから、江戸の乾(戌亥)天門の鎮めとして、江戸時代には、家運永久、子孫繁昌を願って歴代の徳川将軍家に深く信仰されたとのことです。

まずは大の字を目指します。昨日よりしっかりとした道です。大の字へは最後に鎖を辿って急な岩場を登ります。ここからの眺めも最高に良いです。

ここからが破線ルートになり表妙義の最高峰相馬岳を目指します。途中、ビビリ岩、背ビレ岩といった名称の鎖の付いた高度感のある岩場を次々に通過していきます。

背ビレ岩も高度感満点です!

見晴からの眺めも良く、昨日登った裏妙義の丁須の頭や浅間山も見渡せます。

相馬岳からは急な下りになりますが鎖の付いていないところも多く慎重に進みます。当初の予定では鷹戻し、中ノ岳を通って中ノ嶽神社まで縦走の予定でしたが時間も押してきたので今回はホッキリから金鶏橋へ下山することにしました。下山後は妙義ふれあいプラザ(もみじの湯)に立ち寄り、帰途につきました。参加された皆さん、とても楽しい2日間でした。お疲れ様でした!

※事務局より
ダンプリングではグループイベントもお引き受けいたします。気心の知れたお友達同士だけのグループ山行をダンプリングのガイディングでお楽しみください。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。