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レポート

初夏の蝶ヶ岳登山

初夏の蝶ヶ岳登山

2025年6月28日(土)~29日(日)、北アルプスの蝶が岳に登ってきました。梅雨時期の日程でしたが、2日間ともによく晴れ渡り「展望の山・蝶が岳」を満喫することが出来ました。

【コース】
1日目:沢渡…上高地…徳沢【泊】
2日目:徳沢…横尾…蝶が岳…長塀山…徳沢…上高地

【担当ガイド】
・須永栄信

1日目:上高地~徳沢

蝶が岳登山

28日(土)午後、上高地バスターミナルに集合後、宿泊地である徳沢に向けて出発です。河童橋は観光客で賑わっていましたが、天気のわりには観光客も登山者も多くなかったように感じました。

蝶が岳登山

バスターミナルから左岸の林道を、明神を経由して2時間足らずで徳沢に到着しました。宿泊は徳沢ロッジです。徳沢ロッヂは松本市の観光施設事業のひとつで、施設、食事、サービスのどれをとっても素晴らしい宿泊施設です。

蝶が岳登山

夕食までのあいだ、歓談や散歩をして休みました。夕食は、ワインをいただきながら、ビーフシチューやイワナの甘露煮、信州そばなど、ロッヂ自慢の料理を楽しみました。夕食後はお風呂に入り、一日の疲れを取りました。明日は4時に出発ですので、早めに就寝です。

2日目:徳沢~横尾~蝶が岳~徳沢~上高地

蝶が岳登山

朝3時過ぎに起床。登山に不要なものはロッヂにデポし、4時過ぎに徳沢を出発です。明神・前穂の空に浮かぶ朝焼けの雲がきれいでした。今日も良い天気が期待できそうです。

蝶が岳登山

5時前に横尾に到着です。ここで朝食をとります。横尾山荘は営業前ですのでとても静かです。徳沢ロッヂで用意していただいたお弁当をいただきました。とてもおいしかったです。

蝶が岳登山

朝食をとり、5時半過ぎに出発です。横尾から蝶が岳、蝶が岳から長塀山を経由して徳沢に下りる周回コースで、8時間の行程を予定しています。

蝶が岳登山

登り始めて30分程度で槍見台に着きます。振り返ると、槍の穂先がきれいに見えました。今日は本当にいい天気です。

蝶が岳登山

横尾からのルートは短いですが急登です。途中、もしかしたら雪が残っているかな、と予想してきたのですが、登山道に雪は残っていませんでした。急登をのぼること2時間半。森林限界を越えてハイマツ帯に出ると、一気に視界が開けます。振り向けば、穂高連峰の大パノラマが目前に広がりました。

蝶が岳登山

分岐からは、蝶槍には行かず、蝶が岳ヒュッテに向けて歩きます。大パノラマを見ながらの稜線歩きはとても気持ちがいいものです。安曇野側のハイマツ帯で、ライチョウの鳴き声が聞こえましたが、その姿を見ることは出来ませんした。

蝶が岳登山

蝶が岳ヒュッテで大休止をしたあと、山頂に登り記念撮影をしました。今日の山頂は賑わっていました。

蝶が岳登山

穂高連峰の大パノラマを満喫し、徳沢に向けて下山開始です。長塀山から長塀尾根を下っていきます。

蝶が岳登山

蝶が岳山頂から妖精の池へ続き登山道には、雪解け後に咲く多くの種類の高山植物が咲いていました。写真はオオバキスミレ、でしょうか。何株かを見ることが出来ました。

蝶が岳登山

長く、急な下り坂を慎重に下り、3時間弱をかけ徳沢登山口に到着です。出発してからちょうど8時間。充実した山歩きが出来ました。

蝶が岳登山

下山すれば出発地点である宿泊地にすぐに戻れるところがこのコースの嬉しいところです。デポしておいた荷物を受け取り、徳沢ロッヂ支配人に挨拶をして、上高地に戻りました。上高地に戻った後は、沢渡で温泉に入り帰路につきました。2日間、天候に恵まれ、楽しい山行となりました。

※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループイベントもお引き受けいたします。気心の知れたお友達同士だけのグループ山行をダンプリングのガイディングでお楽しみください。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。