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レポート

広沢寺弁天岩でバリエーション山行のための練習

広沢寺弁天岩でバリエーション山行のための練習

6月22日(日)、神奈川県の七沢温泉郷にある広沢寺弁天岩で、バリエーション山行のための岩稜の登り下り、懸垂下降の練習をしてきました。広沢寺の岩場は、広沢寺温泉行バスの終点から歩いて10分ほどの場所にあります。大山や三峰山への登山口としても知られています。梅雨時期とは思われないほどの暑さの中、夏・秋のバリエーション山行を踏まえて、しっかりと練習をしてきました。

【コース】
広沢寺温泉…広沢寺弁天岩…広沢寺温泉…本厚木駅

【担当ガイド】
・須永栄信

広沢寺弁天岩で講習

今回の練習は、ロープの結び方の基本、岩場の登り、岩場の下り、懸垂下降の手順の4点です。ロープの結び方の基本では、フィギュアエイトフォロースルーとラビットノットを練習しました。フィギュアエイトフォロースルーは結び目がきれいになるように、反復練習しました。岩の登り下りについては、バリエーションや岩稜帯を歩くために使用するアプローチシューズまたは登山靴を履いて練習しました。登るときは、靴のクライミングゾーンにしっかり乗り込むことを意識して、靴と岩の角度を保ちながらカラダを持ち上げていく感覚を覚えるように練習しました。コースを変え、何度も登りました。

広沢寺弁天岩で講習

ロープで安全を確保しているので、靴を乗せる岩をいろいろと選んで、どんな時に滑るのかを実体験します。登るコースもいろいろと変えて、ただ直登するのではなく、トラバース気味に移動したりしながら練習しました。

広沢寺弁天岩で講習

クライムダウンとロワーダウンも練習しました。クライムダウンは、三点支持を保ちながら、しっかりと足の置き場を探し、体全体を静かに沈めていく動作を練習します。カラダが岩にへばりつかないよう注意しながらゆっくりと下ります。

広沢寺弁天岩で講習

懸垂下降は、セッティングの基本動作と降り方を練習しました。デバイスを使用して、セットする手順と下降する前の安全確認のポイントを覚えます。下降を開始する直前の安全確認はとても重要な作業だということがわかりました。

広沢寺弁天岩で講習

暑い日差しの中、岩登り、クライムダウン、懸垂下降を反復練習しましたが、このあとも継続的に練習することが大切だと実感しました。特に懸垂下降の手順などは反復練習が必要ですね。

※事務局より
ダンプリングではグループ講習会を受け付けています。講習したいテーマなどお気軽にご相談ください。ご相談はお問い合わせフォームよりお願いいたします。