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レポート

戸隠山(西岳 P1尾根) 破線ルートを周回

戸隠山(西岳 P1尾根) 破線ルートを周回

5月20日(火)、二百名山で、北信五岳の一つである戸隠山に登ってきました。鏡池からP1尾根を登り西岳(2,053m)本院岳(2,030m)八方睨を縦走し、戸隠奥社を経て鏡池に戻るルートを周回してまいりました。

【コース】
鏡池…西岳…本院岳…八方睨…蟻の塔渡り…戸隠神社奥社…鏡池

【担当ガイド】
・小暮洋一

鏡池と戸隠連峰をバックに記念撮影。いざ出発です。

不動沢を越えないと尾根に取り付けないので、まずはここから200mの下りです。ところが、なぜかここを見過ごし林道を歩き1時間のロスをしてしまいました。

P1尾根に向かうには渡渉個所が3回出てきます。その内の1回は靴を脱いで裸足での渡渉でした。

しばらくは急坂の登りです。歩きやすい樹林帯でした。

早速出てくる鎖場です。手始めの鎖場はトラバース。

今日は天候もよく、見晴台からは絶景を堪能。雪渓の崩落音が時折響きます。

登山道脇にある熊野遊び場。・・・それほど広くはない遊び場です。

鎖は連続して現れます。岩はホールドしやすいので、慌てることはありません。

熊野遊び場から連続した鎖場のトラバースと岩稜を通過して、無念の峰に到着。

無念の峰ピーク先の難所。トラバースの鎖とハシゴが微妙な位置でした。足の置き場を慎重に探します。

雪もまだ残っており登山道を塞いでます。このトラバースも慎重に。

小規模ながら蟻の塔渡りを進みます。

小規模とはいえ、足の下は奈落の底です。

第一峰に(弁慶岳)到着です。

予想以上の暑さで、バテバテ気味の登頂でした。

これから西岳、本院岳に向かう稜線歩きですが…まだまだ鎖場の連続です。

P1から30分ほどで西岳ピークに到着しました。

快適稜線歩きと思いきや鎖場の連続です。西岳から西岳キレットを通過して本院岳に向かいます。

なんとか本院岳到着です。
”疲れました”の記念撮影です。

本院岳からもまだ長い稜線歩きが続きます。八方睨までは約2時間のコースタイムですが、暑さもあってかなり時間を費やしました。

八方睨から蟻の塔渡りを下り、戸隠神社奥社を経由して、スタート地点の鏡池に戻りました。

※ガイドのアドバイス
P1尾根とP1~八方睨間の縦走は斜度・距離ともに厳しく、特に東側の斜面は登山道ギリギリに切れ落ちているので注意が必要です。また雪渓が残っている場合は、アイゼン装着の必要性もあり、残雪期はグレードが上がります。八方睨〜戸隠奥社の区間は道が整備されていて、技術的には群馬の妙義山と同等レベルでしょう。