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レポート

表妙義山縦走(白雲山と金洞山)

表妙義山縦走(白雲山と金洞山)

2024年11月30日(土)~12月1日(日)の1泊2日で表妙義山を縦走しました。

妙義山は日本三大奇景の一つとされる山で奇岩がいたるところに見られます。
このコースはどちらも破線ルート(通行の難易度が高いルート)を含む、技術・体力ともに必要なバリエーションルートです。
1日目は大の字から相馬岳に登り一旦、堀切から下山して妙義神社近くの宿へ泊まりました。
2日目は宿から中之嶽神社の駐車場まで移動し石門を巡り、前日下山した堀切へ登り鷹戻しから東岳、中之岳を登り中之嶽神社へ下りました。

【コースタイム】
1日目:妙義神社 8:20~大の字 9:00~相馬岳 12:30~堀切 14:40~金鶏橋 15:40~宿 16:00
2日目:宿 7:30~中之嶽神社駐車場 8:00~石門広場 8:40~堀切 10:00~鷹戻し 11:50~東岳 12:40~中之岳 13:20~中之嶽神社 14:40

【担当ガイド】
桜井 進

1日目

スタートは妙義神社の山門からになります。
4月には枝垂桜が綺麗なところです。
神社に参拝してから登山道を登り始めます。

急な登山道を登っていくと妙義山のシンボルともいう「大の字」に到着します。
ここはほぼ垂直の岩場ですが足場は削って有り、鎖もしっかりしていますので誰でも登れます。
正面から見ないと「大の字」は分かりませんが足元は切れ落ちているので、写真を撮るアングルはここで限界です。大の字のポーズを作ってみます。

奥の院の鎖場を過ぎて(写真なし)、ビビリ岩を登ります。
ここは高度感もあって長い鎖場なのでロープを出して確保しました。

続く背ビレ岩はゴジラの背のようにゴツゴツしていて両側がスッパリと切れ落ちています。
ただ傾斜はないのでゆっくり登れば危険はありません。
ここはロープを使いませんでした。

大のぞきの岩場は3段階の鎖場の下りになります。
20mほど下って、15mほどトラバースのあと写真の30mほどの長い鎖になります。
傾斜はさほどありませんが長いので腕の力だけでぶら下がっていると疲れてしまいます。
ステップをよく確認して足で降りるようにします。

妙義山の中で最高峰の相馬岳に到着しました。
頂上からの展望は良く、雪を被った浅間山が見えます。
また、西上州の山も見渡せます。

相馬岳からの下りは急で結構悪く、長い鎖場もあります。
この時期は落ち葉で登山道が隠されて分かりづらいのでロープや赤布や標識を見落とさないよう注意して行きましょう。

中間道を過ぎて麓が近づいてくると紅葉がまだ残っていました。

登山道入口に到着しました。この後、車道を20分ほど歩いて今夜の宿の東雲館さんへ向かいました。

2日目

宿から車で中之岳神社の駐車場に移動して歩き始めます。

車道を少し戻り石門群登山口から登り始めます。

石門広場への道は一般道となっていますが鎖場の連続で楽しむことができます。

大砲岩に登ります。
足元は切れ落ちていて、高度感が抜群です。石門群が見渡せます。

中間道を辿って昨日下降した堀切まで登り返します。
ここから鷹戻しへの縦走が始まります。

鷹戻し下の長い梯子を登ります。
登り切ると鷹戻しの岩場の基部にでます。

鷹戻しの取り付きにて鷹ポーズ

ここはロープを出して確保しました。途中で切って2ピッチの登攀になります。

続いての難所の二段ルンゼは鎖場ですがロープを出して30mほどの懸垂下降で降りました。

対岸から後ろのパーティが二段ルンゼを懸垂しているところ

中之岳に到着して大休止をしました。

中之岳の岩の上でポーズを決める

縦走登山も終わり終点は中之嶽神社に到着しました。

日本一と言われる中之嶽神社の高さ20m、重量8.5tのだいこく様が迎えてくれました。

※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループ登山もお引き受けいたします。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。

お客様の声

東京都 A様
今週末は素晴らしい山行をありがとうございました。快晴のなか美しい紅葉と岩登り、東雲館に温泉、素晴らしい企画をありがとうございます。
ロープでの確保や懸垂下降、ロワーダウンなど経験させていただきバリエーション登山の楽しさを知るとともにロープワークの大変良い勉強となりました。