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レポート

鎖とハシゴの殿堂「荒沢岳」を登る

鎖とハシゴの殿堂「荒沢岳」を登る

2024年10月6日(日)、前泊日帰りで荒沢岳に登ってきました。荒沢岳は越後駒ヶ岳、中ノ岳など越後三山の東に位置する標高1,969メートルの山で、日本二百名山に数えられています(三百名山と称する場合は山上ヶ岳と入れ替わり荒沢岳は除外されます)。穂高岳に比肩される豪快な山容は迫力満点。登山口から標高差1,150メートルの間に急峻な岩場にクサリやハシゴがかかるルートでバリエーション好みの山と言えます。今回は3名パーティで、登山口に前泊しての日帰りのスケジュールで登りました。

【前泊地】銀山平キャンプ場

【コース】
日帰り:荒沢岳登山口…前山…前嵓下…鎖場…前嵓…荒沢岳…前嵓…鎖場…前嵓下…前山…荒沢岳登山口

【担当ガイド】
・小暮洋一

かもしかの湯

前泊地は、新潟県魚沼市銀山平にある銀山平キャンプ場です。銀山平キャンプ場は越後三山国定公園内の奥只見湖の入り口にあるキャンプ場です。奥只見湖や荒沢岳などが望め、渓流釣りや登山のベースキャン地として便利な立地です。また、併設されている源泉露天風呂「かもしかの湯」も利用することが出来ます。

ダンロップV6テント

テントは、ダンロップのV6。厳冬期の登山も想定した本格的なオールシーズン用のグループユースのテントです。3人なら余裕の居住空間です。

荒沢岳へ

テントを撤収し、車で登山口に移動します。いよいよ荒沢岳登山スタートです。駐車場は満車だったのでトンネル近くの広場に駐車させてもらいました。

荒沢岳

登山口から少し進むと水場があり、水場を過ぎると前山からのびる尾根の急登が始まります。前山は少し広くなっており休憩適地でした。

荒沢岳を登る

前山から前グラ(前嵓)の尾根を登ります。しばらくのあいだはほぼ平坦か緩やかな登りが続く登山道です。前グラまで二つのピークを超えました。前グラ下からは、打って変わって急登となります。長い鎖場や梯子、かなりの急登が長く続きます。

荒沢岳からの俯瞰

稜線上からは越後三山方面が見渡せます。

荒沢岳

前グラから荒沢岳への稜線の斜度はいったん緩やかになりますが、また急登が続き、とくに山頂直下は岩場のトラーバスや鎖場あります。ここを越えれば荒沢岳山頂です。

荒沢岳山頂

標高1,969メートルの荒沢岳山頂に到着です。標高差約1,200メートルの急登を登ってきたことになります。ここからは、越後三山や南側の平が岳などの展望を楽しむことが出来ます。展望を楽しみつつ休憩した後は、登ってきたルートを下山しますが、下りは危険個所のリスクを回避するため、ガイドロープで確保しながら降りました。

※事務局より
ダンプリングでは、バリエーションルートを登るためのスキルアップ登山など、ご要望に合わせたガイド登山をお引きうけいたします。お気軽にご相談ください。