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レポート

ジャンダルム敗退(西穂高岳まで)

ジャンダルム敗退(西穂高岳まで)

10月2日(火)から2泊3日の予定で、西穂高岳~奥穂高岳の縦走に行ってきました。が、縦走当日の天候は下り坂。予報よりも早く降雨となり、風も予想以上に強くなったことから、安全を優先し、西穂高岳で撤退することにしました。9月に一度中止した計画を10月に再実施したのですが、今回も天候不順で残念ながら敗退。お天気には勝てませんね。

【コース】
1日目:新穂高ロープウェイ…西穂山荘【泊】
2日目:西穂山荘…西穂高独標…ジャンクションピーク…西穂高岳…ジャンクションピーク…西穂高独標…西穂山荘…上高地経由で下山

【担当ガイド】
・小暮洋一
・須永栄信

西穂高ロープウエイ

10月2日(水)、午後に新穂高温泉に集合し、ロープウェイを利用して西穂山荘に向かいました。ロープウェイで西穂高口に出ると、千石平園地は整備の真っ最中で、素敵な展望台から穂高連峰を見ることが出来ます。

西穂山荘夕食

ロープウェイから1時間ほどの登りで西穂山荘に到着します。平日すが、多くの宿泊客がいました。この日は夕食をとって早めに就寝です。

早朝出発

10月3日(木)、3時に起床。4時に西穂山荘を出発しました。雨と風が強くなる前に馬の背を抜けたいと考えての出発です。気温は10度ほどでしょうか。寒くはありません。

西穂高独標

出発し1時間ほどで西穂高独標に到着です。この時はまだ雨は降っていません。

夜明けの北アルプス

独標を通過し、30~40分ほどでヘッデンを使用しなくても大丈夫なほどに明るくなってっきます。振り返ると、西穂山荘から歩いてきた稜線を確認できます。割谷山の向こうに焼岳が見えます。

夜明けの北アルプス

ピラミッドピークに着く前から雨が降り出しました。厚い雨雲の隙間から朝陽が差し込むときもありましたが、風向きが変わり、北側から速い流れで雨雲が移動してきます。

西穂高へ

3峰を巻いて慎重に歩みを進めます。雨は降ったり止んだりですが、この程度なら西穂高岳までなら大丈夫との判断で西穂高岳山頂でその先を判断することにしました。

西穂高岳山頂

出発して2時間半ちょっとで西穂高岳に到着です。雨は小康状態でしたが、予想よりも早く風が強く吹きはじめました。

西穂高岳山頂

穂高岳山頂付近の雲の流れはとても速く、10メートル/秒以上の風を受けることも予想されたので、これ以上の前進は危険と判断。とても残念でしたが、ここから引き返すことにしました。

西穂高岳山頂から下山

慎重に下山を開始します。西穂山荘からは上高地経由で下山しました。今回はジャンダルムの「三代目天使」に会うことは叶いませんでしたが、「来年こそは!」の想いを込めて上高地をあとにしました。

【事務局より】
ダンプリングでは、天候の急変などで安全に山行が出来なくなるとガイドが判断した場合、山行途中であっても中止する場合がございます。