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レポート

ジャンダルム(西穂高岳〜奥穂高岳)

ジャンダルム(西穂高岳〜奥穂高岳)

9月23日~25日の2泊3日で、西穂高岳〜奥穂高岳の縦走・ジャンダルムへ行ってきました。
日本一の難関と言われる西穂高岳~奥穂高岳の縦走路。このルートは一般登山道ではなくナイフリッジ、逆層スラブなどを踏破する所要10時間の長い岩尾根縦走となります。
当初の計画では9月21日~23日でしたが、メインの22日が悪天予報のため2日順延しての実施となりました。
半年以上前からの申し込みで楽しみにしていたお客さまには大変申し訳なかったのですが、お天気には勝てずこの日程になりました。

【コース】
1日目:新穂高ロープウエイ駅…西穂高口…西穂山荘【泊】
2日目:西穂山荘…独標…西穂高岳…間ノ岳…天狗岳…ジャンダルム…ロバの耳…馬の背…奥穂高岳…穂高岳山荘【泊】
3日目:穂高岳山荘…涸沢…横尾…徳澤…明神…上高地

【担当ガイド】
・桜井進

1日目:新穂高ロープウエイ駅~西穂山荘

9/23
松本駅に10:00に集合して、ガイドの車でアカンダナ駐車場へ行き、平湯温泉からバスで新穂高温泉まで移動しました。そこからロープウェイに乗って西穂高口駅まで上がります。

西穂高口で準備して、約1時間歩き西穂山荘に到着。
3連休最終日なので、下る人は多かったけど登る人はまれでした。

終始ガスが多かったけれど、夕方になってガスの中に日が沈むのが見られました。

2日目:西穂高岳〜奥穂高岳

9/24
3時起床、4時15分の出発となりました。
まだ暗いのでヘッドランプを付けての登りとなります。丸山を過ぎて独標に差し掛かるころに東の空が赤くなってきました。

約1時間ほどで独標に到着しました。ここの下りからロープを付けて行きます。

6:50 ピラミッドピーク、チャンピオンピークを経て西穂高岳に到着しました。
少し雲がありますが、良い天気になりそうです。

西穂のピークからしばらく行くと「一般登山道ではありません」の看板があります。
ここまでもバリエーションでしたが、いよいよ破線ルートの始まりです。

幾つかのアップダウンを経て間ノ岳に到着。対岸には天狗の頭と逆走スラブが見下ろせます。

この先、天狗の頭、コブ尾根の頭など幾つかのピークとコルを経てジャンダルムを見上げる場所に着きました。晴れていた空はすっかりガスの中に包まれてしまいました。

ジャンダルムの分岐にザックをデポして頂上へ登りました。
頂上の天使は2代目は堕天使となり行方不明に、これは3代目とのことです。
本当なら奥穂や槍が見渡せるのですが、今日はガスで何も見えません。

ジャンダルムから降りて、ザックを回収し奥穂を目指します。
登り返しから右トラバースには鎖と足杭があります。

最後で最高の馬の背は高度感のあるナイフリッジですがガスの中で左右が見渡せません。

馬の背はスタカートで確保しました。

14:20 長かった縦走を終えて、奥穂の頂上に立ちました。
ここもガスの中、ジャンダルムも見えませんでした。

15:20 穂高岳山荘に無事到着しました。お疲れさまでした。

穂高岳山荘の夕食

3日目:穂高岳山荘〜上高地

9/25 
最終日は下山だけですが朝食後に涸沢岳へ登りました。

昨日越えてきたジャンダルムから奥穂の稜線が見渡せます。

滝雲が見られました。

7時過ぎに穂高岳山荘を後にしました。

涸沢は少し紅葉が始まっていました。

14:20 ゴールの上高地からは昨日縦走してきた稜線が見渡せました。
3日間お疲れさまでした。

※事務局より
ダンプリングでは少人数でのグループ登山もお引き受けいたします。ご希望の山域がございましたらお気軽にご相談ください。