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レポート

奥多摩 海沢岩稜

奥多摩 海沢岩稜

2023年12月5日 
【コースタイム】
 海沢林道ゲート9:00 → 海沢園地9:30 → 840mピーク11:30 → 海沢岩稜取付き11:55 → 大岳山頂上14:20 → 御嶽山ケーブル駅16:25

【担当ガイド】
・桜井 進

海沢岩稜

海沢岩稜は海沢渓谷の最奥部に位置するところで詰め上げると大岳山へ至ります。
奥多摩駅に8:50に集合し、そこから予約してあった奥多摩タクシーに乗り海沢林道を途中まで入りゲートで下車。
本当は海沢園地まで入りたかったのですがトラブルがありこの周辺の林道は役所が通行止めにしてしまったとのことです。
ゲートは千錠されてなく簡単に開けられ、マイカーなら進入できるのですがタクシーはそうはいかないらしい。
ゲートから約30分で海沢園地に到着しました。ここには東屋もトイレもあり支度をして出発します。

三ツ釜の滝、ネジレの滝、大滝の海沢三滝

三ツ釜の滝、ネジレの滝、大滝の海沢三滝を越えると登山道から外れ沢沿いを進みます。
この大岳山に至る登山道も荒れていてヤマップでは通行禁止となっています。
やがて支沢に入りこの先の滝に進路が阻まれるので840mのピークに一度上がってから高巻くことになります。
この急な崖登りが結構厳しくもろい岩と枯枝に気を使いながら体を押し上げていく事になります。
Netにはチェーンスパイクとバイルが有効という記事もあって我々も用意してきたのですが使用しませんでした。
840mピークで大休止して今度は急な尾根を下ります。ズリ落ちそうな下降で降り切った所から沢を渡ると取り付きになります。

岩稜を登る

岩稜自体は大した事なく3ピッチとありますがロープは3ピッチ目しか使いませんでした。
登りきると今度は7mの懸垂下降がありました。

大岳山

降りたところから稜伝いに登ると、下で別れた大岳山へ至る登山道と出合います。さらに登ると鋸山方面からの稜線上の登山道に合流し、そこから一登りで大岳山の頂上に出ました。
休日は大勢の人で賑わうらしいのですが平日で時間も遅いので我々の他は誰もいませんでした。
立派な道標の向こうには頭に雲にかかった富士山が見えました。
下山はここから御嶽山を経由してケーブルカーで降りました。
岩稜自体は大したことありませんが分かりずらいアプローチと急な崖の登り降りが大変なルートでした。