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レポート

【プロガイド向け企画】レスキュー技術研修会

【プロガイド向け企画】レスキュー技術研修会

6月4日(日)、神奈川県横須賀市にある鷹取山にて、レスキュー技術研修会を実施しました。この研修会はプロガイド向けのイベントとして企画されたもので、東京都山岳連盟所属のプロガイドを対象に、レスキューの基本的なロープワークの確認から、ショットロープを使用した搬送方法、懸垂下降時のトラブルの対処法を、実技講習形式で研修する内容です。参加した8名の受講生は、講師の実技をお手本に、お互いにアドバイスをし合いながら技術習得に取り組みました。わずか一日の研修会でしたが、大変実りのある研修会となりました。

【担当講師】
・菅沼俊吉

基本的なロープの結び方

まず、基本的なロープの結び方のおさらい。ガイドとして安全で確実なロープワークを行うための基本中の基本です。スリングのほかショットロープを使用したシットハーネスの作り方などを実習。

ショットロープを使った担架作成と搬送方法

次に、ショットロープを使った担架作成と搬送方法を学びました。より少ない用具で受傷や滑落した要救助者を搬出しやすい安全な場所へ移動させる工夫が実習のポイントです。

クライアントの懸垂下降でのトラブル対応

岩場に移動して、クライアントの懸垂下降でのトラブル対応の実習をしました。懸垂下降時のブッシュ、ロープの絡まり、髪の毛などデバイスに食いついた時のトラブル解除、およびロープの延長や切断傷みなどでの懸垂下降時結び目の通過について、2班に分かれ繰り返し練習しましした。

カウンターラッペルでの要救助者へのアプローチ

最後に、カウンターラッペルでの要救助者へのアプローチと救助懸垂下降について実習しました。要救助者のロープ固定から、荷重入れ替え、懸垂下降のセッティングまでの一連の作業を、アドバイスをし合いながら確実に行いました。

※ダンプリング事務局より
ダンプリングでは、一般向けの技術講習会も実施いたします。ご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。